大雪山系 赤岳→白雲岳縦走

2014.8.3

これまで北海道で一番高い山である旭岳と2番目に高い北鎮岳に登っていることから次なる目標として3番目に高い白雲岳に登ってみたいと思っていた。
当初は表大雪の登山道として一般的な黒岳からの縦走を考えていたが、登山経験が豊富な人から銀泉台から登ったほうが良いとのアドバイスを受けた。
そこで詳しく調べたところ、1480m地点にある銀泉台まで車で行けることでロープウエイ代やリフト代がかからないのが利点だったが、何よりも初めてのコースで登れるというのが魅力だった。
しかし、登山口までの距離が黒岳の登山口より遠いことから自宅をいつもより早く出て、さらに高速道路も利用することに決め、当日の朝を迎えた。

登山ガイド地図
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大雪山全体地図

赤岳→白雲岳縦走コース

自分が予定している登山スケジュールが登山ガイドによると所要時間が9時間となることから遅くても午前6時には登山開始したいと考え、逆算して午前3時40分に自宅を出た。
途中で日の出となり朝日を浴びながら高速道路を走り抜け、国道39号線に下りて層雲峡を通り過ぎ、大雪湖を過ぎて間もなく、大雪山観光道路に入った。
この道路の状況も心配していたが、一部、舗装はされているもののほとんど砂利道で道幅も狭かったが、バスも通っていることもあって車の交差には問題はなく、ほぼ予定通りの午前6時前に着いた。(道路入り口から銀泉台駐車場まで所要約30分)
駐車場の空きも心配していたが、60台収容できるというスペースの半分ほどが埋まっていたものの、難なく駐車できた。

山準備を終えて登山口に向かうとすぐに銀泉台事務所にあり、そこで入山届書に記入。その奥の建物はトイレ。

登山を開始してすぐはかなり広い林道が続き、前方にはグループの登山客の姿も見える

広い林道を1kmほど歩いたところで「赤岳登山口」の看板が……。どうやらここが真の登山口になるらしい。早くも前方の登山客に追いつく。

視界が開けたところで雲海と北大雪の山並みが見えてきて、登山を実感する。

チェックポイントの「第一花園」。登山中は正確なタイムは測れないが、下山後に確認したら登山ガイドの1時間に対し、32分という驚異的なタイムだった。特に急いだわけでもないというよりはむしろハイペースになるのを抑えたつもりで、不思議な感じ。

大小の岩がゴロゴロ、木の根がむき出しといった決して歩きやすくはない登山道が随所に現れる。
   

こまで登ってくると雪渓が目に飛び込んできて、熱くなった体に冷涼感をもたらしてくれる。

花園たる所以で、一面の高山植物が疲れを癒してくれる。

チェックポイントのコマクサ平に到達。

コマクサ平には高山植物の女王と呼ばれるコマクサが登山道にある石の影で踏まれそうに咲いている。盗掘は簡単だよ(笑)。

前方の左に高い山が見えてきたので、これが赤岳と思っていたら、後になって間違っていたことに気づく。(東岳が正解)

石舞台のような奇妙な岩も……。名前が付いているのかな?

雪渓の解けた雪解け水が勢いよく音を立てて流れている。飲めるのかな~~?

第四雪渓と呼ばれるところ。この道を登りきれば赤岳山頂は近いはず……。

見通しの良い高台に出たら見覚えのあるお馴染みの山々が目に入って感激する。左端に小さく写っているのが赤岳山頂。

赤岳山頂に到達。

赤岳山頂からの眺望(右方向)。

赤岳からの眺望(左方向)。これから向かう白雲岳もはっきり見える。

案内看板に従って白雲岳に向かうが、吹きさらしのため風当たりが強くなったことで寒くなり、ここでウインドブレーカーを着る。

赤岳山頂を振り返る。

小泉分岐へ向かう道は小さめの石がゴロゴロ転がって歩きづらく、さらに緩やかな上りの傾斜と強風で時間を費やしたみたい。

赤岳から歩いてきた道を振り返る。

そのすぐ左手にはお馴染みの山々が勢ぞろい。

小泉分岐に到達。

小泉分岐の由来となっている小泉岳に向かう。距離にして150mくらいで到達したが、これでも登頂って言えるのかな?

小泉岳からの眺望。トムラウシ山が見える。

小泉岳からの眺望。

小泉岳から小泉分岐に引き返して白雲岳分岐へと向かう。右手には安足間岳と比布岳の姿が見え、北海道岳から白雲岳分岐に向かう登山道も見えてきた。

前方には白雲岳分岐とそこで休憩している人の姿も確認できた。(赤丸内)

白雲岳分岐に到達。休憩せずそのまま白雲岳を目指す。

前方に白雲岳の姿が大きく見えてきたが、実はこれは白雲岳の山頂ではなく外輪山の一部だったことをやがて知ることになる。

白雲岳中腹からの眺望(正面)。北海岳からこちらの白雲岳分岐に向かう登山道がはっきり見える

白雲岳中腹からの眺望(右方向)。

ガレ場の岩につけられた黄色いペンキを目印に慎重に登る。

山頂だと思っていた麓から左に曲がると火口原のような平らな場所(白雲平)に出て、登山道はさらにその前方へと続いていた。

さっきまで山頂と思っていたのが赤丸の部分になる。

かすかに人影を確認して山頂を確信する。

山頂直下にあるガレ場。とにかく脚を踏み外さないように両手を使って慎重に登る。

雲岳山頂に到達

山頂からの眺望。

旭岳山頂をズームで撮影。人影が写っていた。

白雲岳から下山して分岐まで戻り、ここから白雲岳避難小屋へと向かう。

眼下右手に避難小屋の赤い屋根が見えてきた。

雪渓を横切る。雪渓と空の青さと雲の白さに目を奪われる。

避難小屋が近づいてきた。小屋の右下にはキャンプ指定地も見える。

白雲岳避難小屋に到達。ここで昼食のおにぎりを食べながら休憩をとる。(約12分)

テント泊をしながら登山を続ける人をうらやましく思うが、自分は到底、できそうにもない。

避難小屋を出発して再び白雲岳分岐に戻る。後方には緑岳への登山道も見えるが、この登山道は小泉岳から続く登山道で、この山を越えると大雪高原温泉に辿り着く。

白雲岳分岐に戻り、朝に来た道を戻って小泉分岐を通過し、再び赤岳山頂まで戻ってきた。ここで小休止し、下山の体力を養う。

脚の疲労感も少なく、やや早いペースで下りてきた。やがて眼下に駐車場と大雪観光道路が見えて、ホッとする。

銀泉台事務所が近づいて無事に今回の登山が終了した

○下山後、層雲峡にあるホテルに寄って日帰り入浴で汗を流し、帰宅した。

○所要時間が登山ガイド地図の9時間に対して約2時間も早かったのには自分でも驚いている。ただ、実際に登ってみてガイド地図の時間が間違っているとは言わないが、正確さに欠けるような気がしている。

○いつもなら筋肉痛に悩まされるのだが、今回は少し違和感はあるものの苦痛を伴うような痛みは全くなかった。「運動後に牛乳を飲むと筋肉痛が緩和される」というアドバイスに従って、下山直後に牛乳を飲んだのが効いたのか、それとも先々週の登山(八合目で断念)が良いトレーニングとなって筋肉が鍛えられたことによるものなのか、その理由は分からない。

当登山記に最後までお付き合いくださりありがとうございました。